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元総務&法務担当の部屋     

これまで、ある企業で約十数年間、法務担当(+α)として仕事に従事していた者です。最近、財務・経理部門に移動しました。このブログは、仕事に関する書籍を読んだ感想や仕事を通じて感じたことを備忘録として書き留めておく為に立ち上げました。
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「買掛金、売掛金、在庫の増減」 = 「キャッシュの増減」と言えるか?

ご承知の通り、キャッシュフロー計算書(間接法)では、「税金等調整前当期純利益」を出発点として、非資金損益項目等を加減算して営業キャッシュフローを算出します。

ではここで少し考えてみましょう。

以下の通り、「買掛金、売掛金、在庫の増減」 = 「キャッシュの増減」と言えるのでしょうか?


  [キャッシュフロー]
  XXX百万円の買掛金の増加  = XXX百万円のキャッシュ増加

  XXX百万円の売掛金の増加  = XXX百万円のキャッシュ減少

  XXX百万円の在庫の減少    = XXX百万円のキャッシュ増加



なお、商品売買の会計処理方法としては、主に「三分法」、「分記法」、「売上原価対立法」がありますが、多くの会計本では「三分法」をベースにキャッシュの動きを解説しているケースが多いかと思います。

そんな中、当社では「売上原価対立法」を採用していることもあり、今回は、営業活動でキャッシュがどのように増減していくのかを確認する為に、「売上原価対立法」で処理する場合で、各取引段階での仕訳と現金の流れを以下の通り記載してみました。

なお、下記仕訳以外の要素は無視した前提となっています。

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このように、あえて長々と書いてみるまでもなく、「買掛金、売掛金、在庫の増減」 =「キャッシュの増減」とは必ずしも言えず、あくまで、PLの「税金等調整前当期純利益」も含めて考えないと本当のキャッシュの増減要因は表せないことが分かりました。

ただ、業種にもよるかと思いますが、BS上の現金の増減を簡易的に分析するだけであれば、金額的に大きな運転資金に関する上記3項目をベースに検証するのも手っ取り早くてアリなのかもしれないなと思った土曜日でした。



<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
基礎から学ぶSEの会計知識(改訂版)(金子 智朗氏著作)

[本書で心に留まった内容等]
・正しい意思決定をするには、埋没コストを取り除き、将来発生するコストだけを考えなければならない。

・「もったいない」という感覚で、すでに発生している投資額や売却損をコストに組み入れてしまいたくなるが、「もったいない」という感覚は経済合理的には根拠はない。

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<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
図解&ストーリー「資本コスト」入門
(岡 俊子氏著作)

[本書で参考になった内容等]
M&Aを検討する際、対象会社の価値に見合う買収価格かどうかを検証する上では、対象会社のWACCを使用する意味はあるが、自社の投資の妥当性を検証して第三者の理解を得る上では自社のWACCを使って買収価格を検討する必要あり。

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<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
SEがはじめて学ぶ会計
(広川 敬祐氏著作)

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<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
為替リスク対策のすべて(1988年3月出版)
(大塚 順次郎氏著作)

[本書で参考になった内容等]
・外国為替が暴騰・暴落している場合を除けば、例えば、米ドルの先物相場が直物に比べて安いの要因は金利平価によるものであって、米ドルが先々弱くなることを示すものではない。

・本書には、著者が実需原則撤廃直後に考案したという先物ヘッジ予約(包括ヘッジ予約)の手法が詳しく解説されています。

上記手法について、「円高局面でもこのヘッジ予約で為替益を出せるのですから楽しみです。」という輸出メーカー担当者のコメントが記載されておりました。

為替益を狙いに行くファンドの為替担当であれば分かりますが、輸出メーカーの為替担当の役割は、為替変動リスクを抑えることにあり、どれだけ変動幅を抑えられたを狙いに行くべきであり、為替益を楽しみしちゃダメだろと思いましたが、どうなんでしょうかね。為替益を取りに行く輸出メーカーもあるんでしょうか。

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<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
マンガ 外国為替入門―難しい為替のしくみがよくわかる
(中藤 健治氏、高橋 達央氏著作、住友商事外為部 監修)

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<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
為替オーバーレイ入門―戦略的為替リスク・マネジメント
(中窪 文男氏著作)

以下、本書前書き(本書の特徴)一部抜粋


◆初心者にもわかりやすい
本書をベースに、運用経験のない若手社員数名と「外国為替勉強会」を実施し、彼らのコメントをもとに、初心者にも理解し易い本に仕上げた(ただし、後半は数式も多く、初心者には理解しにくい部分も多少ある)



上記前書きを読んで本書を読み始めましたが、超初心者の私には理解出来ない部分が多々あり、
早々にそっと本を閉じました・・orz

著者と私の考える「初心者」のレベル感が違いすぎましたね。

もっと為替の知識レベルが向上したら本書に再挑戦しようと思いますが、そんな日は来るのだろうか・・。

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