FC2ブログ

総務&法務担当の部屋     

現在、ある企業で法務担当として仕事に従事している者です。このブログは、特に法務に関する書籍や仕事を通じて感じたことを備忘録として書き留めておく為に立ち上げました。
2018年11月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2019年01月
TOP法務 ≫ 登記簿謄本等はオンラインで発行請求して、郵送して貰う方がお徳で便利な場合も 他

登記簿謄本等はオンラインで発行請求して、郵送して貰う方がお徳で便利な場合も 他

1.登記簿謄本等はオンラインで発行請求して、郵送して貰う方がお徳で便利な場合も

今般は、「債権回収基本のき〔第4版〕(権田 修一氏著作)」を読んでみました。
「債権回収基本のき」(2008年1月改訂版)は、以前、読んだことがあり、2009年11月14日に読書後の感想を本ブログにUPしていますが、最近、どなたかが自身のSNSで本書をオススメされていたので、今般、久々に手にとって読んでみました。

[本書で参考になった内容等]
ご承知の方も多いかと思いますが、登記簿謄本等は、オンラインで送付を依頼して発行申請することが出来る、ということが本書で紹介されていました。

オンラインで発行申請といっても、当然のことながら、オンライン上で発行した謄本等の画面を自分のプリンターで印刷したものが正規の謄本等の代わりとして使用出来るわけではなく、オンラインで発行申請後、郵送で謄本等の原本が送付されてくるだけなので、発行申請してから手元に届くまで時間が掛かります。

なお、登記簿謄本であれば、法務局の窓口で申請した場合は一通「600円」の手数料(収入印紙の購入代金)が掛かるところ、オンライン申請(受領は郵送を選択)であれば、一通「500円」(郵送代込)と、窓口申請よりも手数料が安く済みます。

その為、今、直ぐに謄本等が手元に欲しい場合、上記方法は使えませんが、時間的に余裕がある場合や、今後、各種手続に使用する為、自社の登記簿謄本、印鑑証明書を余分にストックする為に発行申請する場合は、わざわざ法務局に行く手間が省けて、さらに、費用も安く済むので、上記方法活用されてはいかがでしょうか。

なお、印鑑証明書の発行をオンライン申請する場合は、電子証明書を取得する必要があり、発行には下記手数料が掛かります。その為、発行申請の頻度、下記手数料、法務局に社員が行き来する際の人件費相当額を総合的に考慮して、利用の可否を判断した方が良いですね。

tesuryo_convert_20181014132842.jpg

[蛇足]
主にオフィスの机の上に座っていることの多い法務担当、総務担当としては、法務局に行くことを理由に外出出来るので、謄本等の取得が良い息抜きになっている人もいるかと思います。

その為、上記制度を利用した場合、外出する口実が無くなってしまうので、上記制度を知っていても、上記制度の存在を上席に伝えて、利用したいと社内に申し出ることを躊躇している人もいるでしょうね(笑)

ちなみに、法務局に外出しただけなのに、なかなか帰って来ない人がたまにいますが、本人は否定するものの、喫茶店でお茶でもしているのでしょう。たまには息抜きも良いかと思い、目をつぶっています・・。



2.登記情報を確認するだけで良ければ「登記情報提供サービス」がよりお徳で便利

一般財団法人民亊法務協会の「登記情報提供サービス」を利用すれば、商業登記簿、不動産登記簿だけでなく、不動産のいわゆる「公図」、地積測量図、建物図面、各階平面図等の登記情報を、オンライン上で閲覧、印刷、PDF保存することが出来ます。

上記情報をプリントアウトしたものは法的な証明書としては使えませんが、「不動産の調査や取引先の調査をする為に利用するだけなので、内容を確認出来れば良い」ということであれば、登記簿謄本であれば「1通」あたり335円と、法務局に行くよりも安価に登記情報を入手出来ますので、上記サービス利用時に初期登録する手間はあるものの、法務局に行き来する人件費も考慮して、上記サービスを活用する手もありますね。ちなみに、私の所属会社でも上記サービスを利用しています。

約10年前、私が前職で不動産売買仲介の営業マンをしていた時代、既に「登記情報提供サービス」があったのかどうか分かりませんが、上記サービス利用をした事は無く、不動産調査の都度、法務局に通っていました。

今では、登記情報を確認するだけであれば、オンラインで済むようになって便利になりましたが、不動産の物件調査を口実にして外出してサボっていた人にとっては、法務省はなんてサービスを開始してくれたんだ、と思っているでしょうね(笑)

[その他、本書で参考になった内容等(1)] 
法律上、「売掛金」と「手形・小切手・電子記録債権」は、別個の債権であると理解されている。その為、「手形・小切手・電子記録債権」にて取引している場合、根抵当権設定契約書の「被担保債権の範囲」に「手形・小切手・電子記録債権」と記載しておかないと、当該契約書で担保されないので注意が必要。

[hitorihoumuメモ]
実際、根抵当権設定契約書の「被担保債権の範囲」には、「甲乙間の○年○月日付基本契約書に基づく取引によって生ずる一切の債権」というように、債権を特定する書き方をすることが多いと思いますが、「○年○月日から○年○月日までに発生した甲の乙に対する売掛債権」というように書いた場合の弊害については頭の片隅に置いてドラフト・契約審査したいものですね。

[その他、本書で参考になった内容等(2)]
取引先が民事再生を申し立てて、債権額の80%を免除するという再生計画が認可された場合でも、上記申立て前から、上記債務の支払いの保証を受けていた場合、保証債務まで80%免除されるわけではない。担保権の趣旨を考えれば、当たり前ですが、勘違いし易いポイントですね。

[その他、本書で参考になった内容等(3)]
抵当権の設定登記をした後に債務者が税金を滞納した場合には、抵当権の方が税金に優先する。

kihonnoki_convert_20181014132742.jpg




<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
社長のお金の残し方(吉澤 大氏著作)

[本書で参考になった内容等] 
「作業効率をアップしようとする際に一番無駄なのは、いらない作業を一生懸命訓練して処理スピードをあげようとすることです。その作業自体をやらないほうがはるかにスピードが早いのは当然です。」

「リースは節税対策にあらず。『貧者の高金利融資』である」

資金繰りに瀕している債務者は、支払いの優先順位を「その相手先がうるさいか、うるさくないか」で決めている。その為、債権者としては、自社の優先順位を上げてもらえるよう、早めに粘り強く交渉するべし。

syatyou_convert_20181014132810.jpg




<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
(中島聡氏著作)

「ラストスパート思考が諸悪の根源」

自分の仕事が評価されるのが怖くて、出来るだけ自分の中の100点に近づけてから上司や依頼者上に提出しようと、ブラッシュアップを繰り返す。

すべての仕事は必ずやり直しになるので、まずは、70点でも80点でもいいから、まずは早急にプロトタイプ(形)を作り、上席や依頼社に了解を得てから、最後の仕上げの作業を進めるべし。

[hitorihoumuメモ]
一所懸命に仕事しているように見えるのに、仕事が出来ないと言われる人は、ある仕事について依頼を受けた際、依頼者や上司が求める成果物のフォーマット、内容、クオリティ等について十分、すり合わせをすること無く、何となくの思い込みで仕事をスタートさせてしまい、ろくに途中経過をホウレンソウすることもなく、100点を目指して、残業も厭わずブラッシュアップを繰り返した結果、期限までに仕事が終わらずにリスケを依頼してくるか、期限前になって不安になった依頼者や上司が状況を確認したところ、仕掛中の成果物のフォーマット、内容、クオリティ等が、依頼者や上司が求めていたものとは見当違いの内容となっていた、という仕事の仕方をする人ですね。要は、適時にホウレンソウが出来無い人かと思います。

上司や依頼者に評価されたり、怒られるのが怖くて、適時にホウレンソウをしなかった結果、余計、怒られて、またホウレンソウし難くなる、というスパイラルに陥っている人もたまに見かけます。

もし、ホウレンソウが出来無い(と思われる)人に仕事を振る場合は、自発的にホウレンソウしてくるのを待つのを期待するのではなく、進捗を報告する時期を予め決めて強制的に報告させ、また、ホウレンソウし易い雰囲気を出すことで、決まった時点での定期報告だけでなく、随時、ホウレンソウしてくれるような体制を設けたいものですね。

言うは易し、ですが・・。

nazeanatano_convert_20181014132758.jpg
関連記事
スポンサーサイト

Comment













非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL