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総務&法務担当の部屋     

現在、ある企業で法務担当として仕事に従事している者です。このブログは、特に法務に関する書籍や仕事を通じて感じたことを備忘録として書き留めておく為に立ち上げました。
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「ポッキー」は、「オープン&クローズ戦略」の事例として妥当なのか・・。

今般は、「レシピ公開『伊右衛門』と絶対秘密『コカ・コーラ』、どっちが賢い?:特許・知財の最新常識(新井 信昭氏著作)」を読んでみました。

早速ですが、本書で心に留まったといいますか、引っ掛かった箇所を以下の通り抜粋させて頂きます。


経済産業省が発行した『ものづくり白書2013』では、この「オープン・クローズ戦略」が推奨されました。
アイデアを他社に使わせることを「オープン」といい、使わせないことを「クローズ」といいます。
「オープン」は、アイデアを公表して自由に使わせること、自分の特許をライセンスして他者に使わせること、などを意味します。
一方、「クローズ」は、アイデアを秘密にしておくこと、自分の特許を他社に使わせないことなど、「オープン」とは真反対となります。



ポッキーが半世紀も勝ち続けている理由

(中略)

ポッキーの作り自体は一見すれば分りますから、模造品を作ることは簡単に思えます。でも、模造者がその製造設備を独自に、一から開発するのは至難の業です。不可能とはいいませんが、長い時間と多額の費用が必要となるでしょう。

(中略)

ポッキーという形状は見せるけれども(オープン)、製造設備、製造方法を門外不出、「見せない、出さない、話さない」にした(クローズ)。ポッキーの勝利はいわば「オープン・クリーズ戦略の勝利」といえるのです。



下記URLに記載されている特許庁が作成した「オープン&クローズ戦略」の解説資料によると、「オープン&クローズ戦略」では、「技術などを秘匿または特許権などの独占的排他権を実施するクローズ・モデルの知財戦略に加え、他社に公開またはライセンスを行うオープン・モデルの知財戦略を取り入れ、自社利益拡大のための戦略的な選択を行うことが重要。」と解説されています。

独立行政法人工業所有権情報・研修館HP 掲載資料
http://www.inpit.go.jp/content/100578260.pdf

上記の通り、「オープン&クローズ戦略」における「オープン」は、「クローズしない」ということではなくて、戦略上、積極的にオープン(自社技術の使用を許可)することで、自社技術の標準化、無償実施によるデファクトスタンダード化、特許権に基づくライセンス等を狙うことであり、クローズした技術と相まって、自社の利益の最大化を図ることが、「オープン&クローズ戦略」かと思います。

上記定義でいうと、本書で取り上げられているポッキーのケースは、「クローズ戦略」であり、「オープン&クローズ戦略」ではないような気がしますが、どうなのでしょうか?

私の理解・認識不足でしたら申し訳ありません orz

なお、上記解説箇所を除けば(なんか偉そうですみません・・・)、本書では特許・知財に関して分り易く解説されていて、さらっと読めますので、知財周りについて理解を深めたいという方には、入門編としてオススメします。

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<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった雑誌)>
ビジネスロージャーナル 2018年10月号
Q&A 法務相談の現場から 今月の相談>>取下げ依頼のあった内部通報はどう扱うべきか
中島経営法律事務所 弁護士 寺田寛氏著作

※ビジネスロージャーナルは定期購読して、いつも読んでいますが、
 今般は、下記記事が参考になったので抜粋させて頂きます。

[上記記事で心に留まったフレーズ]
内部通報制度は通報者のための制度ではない



<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった雑誌)>
ビジネス法務 2018年9月号
「特集1  新規ビジネスを成功に導く 法的リスク突破力
具体的影響、代替案を経営層・事業部門への法的リスクの伝え方」 
株式会社メルカリ 弁護士・ニューヨーク州弁護士 岡本 杏莉氏著作

※ビジネス法務は定期購読して、いつも読んでいますが、
 今般は、下記記事が参考になったので抜粋させて頂きます。


[上記記事で心に留まった箇所]
「インハウスロイヤー・法務部にとっては、「案件を受任する」すなわち事業部門から相談が来るのを受身で待っているだけでなはなく、自主的に案件を探しに行くこと、および、法務部に相談がくるような体制を作ることが重要であると考えている」
(中略)

新規事業の開始や契約等の場合には、必ず法務部に相談するようにという社内フローを整え、事業部門に対する周知・徹底を行うことも重要である。」



[hitorihoumuメモ]
以前、他社の法務の方(一人法務)と話をしていた際、その方の会社では、社内(営業担当等)における法務の重要性に関する意識が薄く、また、社内に契約審査のフローは整備されていない為、日々、法務に早めに相談してくれるよう自分を売り込んでいく社内営業をしているものの、なかなか浸透しないので大変だと話されている方がいました。

法務の重要性を社内に啓蒙していく活動も法務として大切なことですが、もし、これから法務職として転職しようとしている方は、面接等で、契約審査や法務相談の社内フロー・運用方法を質問して、入社してからどんな感じで仕事をすることになるのか、確認した方が良いですね。

入社候補先の会社が、トップダウンで法務体制の強化に動いてくれる会社であれば法務として動き易いですが、一から自分で上記体制を構築していかなければならないのは、一部の気概の高い方を除いて、人によってはなかなかしんどく、入社後のミスマッチに繋がりますからね。

と、今、私は転職を検討しているわけではありませんが、上記記事の趣旨とは異なるものの、個人的に感じたことを書いておきました。



<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
世にもおもしろい英語(小泉 牧夫氏著作)

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