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元総務&法務担当の部屋     

これまで、ある企業で約十数年間、法務担当(+α)として仕事に従事していた者です。最近、財務・経理部門に移動しました。このブログは、仕事に関する書籍を読んだ感想や仕事を通じて感じたことを備忘録として書き留めておく為に立ち上げました。
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資産を隠匿する被執行者にプレッシャーを掛ける(懲らしめる)方法 in China

先日、中国の中規模弁護士事務所の律師と会う機会がありました。

そこで、中国では勝訴判決を得ても執行による回収が困難なケースが多い中、回収可能性を高める方法は無いか聞いてみたところ、被執行者に資産があるにもかかわらず、資産を隠匿する等して、執行を回避しようとする場合、その被執行者の法定代表人に対して高額消費制限命令を出すよう、裁判所に申請する方法もあるとのアイデアを貰いました。

上記申請が認められた場合、その法定代表人は、航空機の搭乗禁止、新幹線の利用禁止等の措置を受けることになり、結果として、法令代表者にプレッシャーを掛ける(嫌がらせをする)ことが出来るようです。

また、例えば、被執行者が、執行を回避しようと、自社のグループ会社に資産を意図的に移転する等して資産を隠匿した場合、それを立証出来れば、グループ会社に対する資産移転を無効にすることが出来、また、中国の刑法上の「執行拒否罪」を問うことも出来るようです。ただ、上記を立証するのはなかなか難しいようですね・・。

上記手法の効果は(個人的には)未知数ですが、今度、中国の係争案件時に上記方法を検討してみようと思います。

本当は、上記のような方法に頼らず、保全措置(仮差押)を申請して十分な資産を押さえてから提訴したいところですが、債権が焦げ付いて、訴訟による回収を検討する段階では、相手方の財務状況が悪化していて、保全措置(仮差押)対象となる、被告側が隠したくなるような資産がそもそも無いというケースの方が多いのが現状ですが・・。



<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
・会計士は見た!(前川 修満氏著作)

kaikeisi_ha_convert_20170915233930.jpg



・ヤバい決算書(長谷川 正人氏著作)
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