書籍:国際法務の技法(芦原一郎氏、名取勝也氏、松下 正氏著作)

今般は、以前、某所で取り上げられていた「国際法務の技法(芦原一郎氏、名取勝也氏、松下 正氏著作)」を読んでみました。

本書では、特に前半部分では、外資系企業の日本法人(子会社)の法務従事者(社内弁護士)の処世術・振る舞い方というように、他の本ではあまり見られない内容が多く解説されていました。

ただ、私の所属している会社は、海外子会社は数十社あるものの、純日本企業であることもあり、上記解説部分は「そんなものかな」という感じでさらっと読ませて頂きました。

さて、本書には、上記の他、私のような一般的な法務従事者にも参考となる箇所も多々ありまして、その一部を以下の通り抜粋させて頂きたいと思います。

下記の箇所は、「英語力アップ」の章に記載されていた部分です。


肩の力を抜く

最初に、自分が喋っている日本語を振り返りましょう。
そんなに正しい文法で、しかも適切な単語を迷いなしに選択し、淀みなく喋れていますか?
(略)断定できず、結論が出せず、だらだら文章が長くなり、単語に対応する述語がなくなってしまうことも、よくあることです。



相手の話を聞く場面でも同様です。
正しい英語へのこだわりが強すぎると、相手が正しい英語を話しているはずであり、それを理解できないのは自分の英語力に問題があると思ってしまいますが、上記の通り、そもそも英語圏の人も正しい英語を喋っているとは限りません。(略)イメージを掴もうという意識で話を聞いている場合には、文法上の乱れに振り回されなくなります。



英語で話しをしていて、単語の選択や文法がおかしい(と思われる)表現が出てきた時や、はたまた急に知らない英単語が出てきた時、混乱してしまい、その段階で英語を受け入れる回路が遮断されて、それ以上、英語の会話についていけなくなる、というケースは、私のような英語中級者によくあることかと思います。

日本語で話しているときは、話者の単語の選択や文法上の間違い、知らない単語に遭遇してもスルー出来るのに、英語で話をしているときに限って上記状態に陥るのは、教科書的な英語リスニング教材に慣れ切ってしまっていることが原因かと思います。

そこで、ある程度のリスニング力がある人(中級者以上)は、オンライン英会話で生の英語に触れる機会を増やすとか、教材を使うにしても、例えば、英語雑誌「CNN English Express」に収録されている「アンダーソン・クーパー360」のようなトーク番組の教材を聴くようにして、単語や文法に集中するのではなく、相手が話している内容の大意・イメージを掴むクセを身につけたいものですね。

なお、私は、仕事では英文の契約書を毎日、読み書きしているものの、仕事上、英語で会話する機会というのは、海外圏の方から代表番号に電話が掛かってきて、相対的に英語が出来る私がしぶしぶ電話対応するとき位なもので、最近、リスニング・スピーキングの訓練をサボっていますので、まずは、やろうやろうと思っていて取り組めていなかった、オンライン英会話の無料体験にトライしてみたいと思います。

P.S.
英語での会話に限らず、契約交渉中に、相手から提示された英文のコメントがいまいち何を言いたいのか分からない時があります。

このような場合、英語に苦手意識がある方は、自分の英語力不足にその原因を求めてしまいがちですが、実は、相手の文書作成能力に問題がある場合も多々ありますので、相手が何を言いたいのかいまいち分からない場合には、素直に、その趣旨を確認するようにしたいものですね。

<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
・リスク・マネージメントの道具としての
 ビジネス契約書の起案・検討のしかた(第2版)

 ※2009年に上記書籍の第1版を読み、その感想を本ブログに記事を書きましたが、
  先日、以前から読もう読もうと思っていた第2版を読んでみました。
  契約書の起案・検討をする際の考え方を学べる良書ですので、
  まだ未読の方は手に取ることをオススメします。

  以下に、久々に読んで、再度、やはり頭に残った、著者が若い頃、先輩であり
  師匠から受けたありがたい忠告のお言葉を、今後の私自身へ戒めとして抜粋させて頂きます。
  下記の「お客さん」を「社内クライアント」と置き換えてご使用下さい。


今の発言はお客さんにとって何か意味があるのかね。
アカデミックなのかもしれないが、お客さんにとって検討する意味の無いような
発言は控えるように。

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