書籍:バフェットの株主総会

先日、本屋の投資関係コーナーをふらっと見ていたところ、表題の本を見つけました。
ジェフ・マシューズ著『バフェットの株主総会』には、世界一の投資家で大富豪の
ウォーレン・バフェットが経営する投資会社「バークシャー・ハサウェイ社」の、
2007年と2008年に行われた株主総会に関する模様が、出席した著者の視点で書かれています。

「バークシャー・ハサウェイ社」の株主総会に出席する数万人の株主の主な目的は、
一般的な会社の株主総会に対するそれと違い、議決権の行使でも、お土産のクオカードを
貰うことでもなく、ましてや「バークシャー・ハサウェイ社」の事業内容・近況を聞くことでもなく、
バフェットとの質疑応答セッションに参加することです。

この質疑応答セッションには司会は存在せず、バフェットと副会長のチャーリー・マンガーだけが
壇上の椅子に座り、1日掛けて約50人近い株主の多岐にわたる質問(サブプライムローン問題から
10歳の少女の素朴な疑問等)に対して、事前の準備無く臨機応変に回答していきます。

この質疑応答のやりとりを読むだけでも非常に面白いのですが、
著者はバフェット賛美に終始することなく、客観的な立場で本書を書いており、
普段はなかなか知ることの出来ない「バークシャー・ハサウェイ社」の問題点(バフェット亡き後の
後継者問題、必ずしも成功しているとは限らない多数の子会社達、重役の逮捕等)にも
触れているバランス感覚の良い本ですので、1,800円を投じてでも買う価値はあると思います。

なお、本書に、バフェットの投資基本原則の一つ(投資は得意な分野にしか手を出さない)を
言い表した、個人的に心に留まった文章がありましたので、書き留めておこうと思います。

^^^(以下、抜粋)^^^^^^^^^^^^^^^^
バフェットはみずからの"能力の範囲"には、テクノロジー投資は入っていないと言って
はばからないし、"能力の範囲外"に投資するようなリスクは冒さない。
例えば、約10年前のバークシャーの年次総会では、次のように語った。

 来年1年、すべての時間をテクノロジーの勉強に費やしても、私はその分野における、
 100番めや1000番め、いや1万番めに優秀なアナリストにもなれないでしょう。

国内でトップクラスになれないなら、意味はない。それがバフェットの考えだ。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
ちなみに、私には国内トップクラス級に他者に秀でて理解の深い特定の業界や分野は
残念ながらありませんが、少しでも理解のある業界・分野に投資する、若しくは
投資するのであれば、それに値するだけの勉強をして理解を深めてから行う、
ということを頭に入れて投資先を選定していきたいと思います。

バフェットの株主総会バフェットの株主総会
(2009/01/23)
ジェフ・マシューズJeff Matthews

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