金型製造の費用支払方法について(下請法関連)

突然ですが、金型代金の支払い方法の留意点について、
以下に書き留めておこうと思います。

金型製造の費用支払方法には色々なパターンがありますが、
以下のようなパターンが多いかと思います。

 A社がB社に製品の製造を委託し、当該製造に必要な
 金型についてもB社に製造を委託し、当該金型代はA社負担。
 A社がB社に製品代金を支払う際に、製品単価に上乗せして
 徐々に分割してB社に金型代を支払うパターン

金型の製造委託も下請法上の製造委託に該当するので、
資本金の関係上、B社が下請法上の下請事業者に該当する場合、
金型の受領日から60日を経過するまでの間に、A社が金型代金を
B社に完済しない場合、下請法違反となるので注意が必要です。

なお、B社がA社から無理強いされることなく、B社も自発的に
上記支払い条件で合意していた場合でも、60日ルールに抵触すれば、
情状酌量の余地なく、下請法違反となります。
「B社も了解していたんだ!下請けイジメはしていない」というような
A社の主張は下請調査官には通りませんのでご留意ください。

さらに、上記パターンの場合、金型の占有は一度もA社に移転しない
ことになりますので、支払い期限の起算日となる受領日がいつなのか、
という問題が生じます。

この点については、公正取引委員会・中小企業庁が共同で作成している
皆さんご存知「下請取引適正化推進講習会テキスト」(以下HPに掲載)に
よると、金型の試打ち品の受領日を金型の受領日とする等、金型の
受領日に相当する日を明確に合意して、第3条書面に記載すべき、
と記載されています。

<以下、公正取引委員会のHP>
http://www.jftc.go.jp/sitauke/index.html

以上、当社の若手社員から受けた質問への回答をまとめておきました。
誰かの参考になれば幸いです。

関連記事
スポンサーサイト

テーマ : ビジネス
ジャンル : ビジネス

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

hitorihoumu

Author:hitorihoumu
35歳 男 二児の父
主に、週末にブログを更新する予定です。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: