「最新の」とはいつ時点の「最新」を指しているのか。

最近、某取引先から、当社雛型契約書に対して以下の修正依頼を受けました。


 <要望事項>
「製造物責任法第2条第2項に定める欠陥に起因して」
        ↓
「製造物責任法(平成6年7月1日法律第85号)第2条第2項に定める欠陥に起因して」


細かい奴だなーと思ったものの、今後、製造物責任法が改正されて、
製造物責任法上の「欠陥」の定義が変更される可能性はゼロでありませんので、
まあ、あながち見当違いな修正依頼でもありませんね。

上記の関連で言えば、「最新のインコタームズに基づいて」という文言を
契約書で目にすることがあります。

この場合、「最新の」とは、契約書を締結した時点の「最新ver.」なのか、もしくは、
取引の実施時の「最新ver.」なのか不明瞭ですので、「インコタームズ2010に基づいて」と
具体的に記載することで、後々、解釈の相違、余計な紛争の種を発生させないように
気を付けたいものですね。
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2点ほど…

いつも参考にさせていただいています。
私も、連結約3000人の会社で、海外含めてグループ全体の法務を2人で担当しており、ほぼ一人法務状態でやっている者です。

ちょっと気になったというか、気がついたというか…ということが2点ほどございまして、初めてコメントさせていただきました。

まず、「法律第●号」の話題ですが、この番号(?)は、改正があっても変わらないので、先方の変更の趣旨は、法律を特定することにあるのではないかと思います。
日本の、現在有効な製造物責任法ですよ、ということなのではないかと…いかがでしょうか。

次に、インコタームズの話題について。
こちらは、おっしゃる内容で問題ないのですが、「最新の」というのが、英文の契約書では、「2010及びその後改正される…」といった内容になっていることもよくある気がします(ご存じかとは思いますが。)。
ビジネスの常識も変わっていくということを考えると、こちらの方がよいとも考えられるかな、と思いました。

長くなりました。
ご参考(といいますか、検討材料ですか)になれば幸いです。
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