「法律英語〔夏期〕研修セミナー」(8月17日・18日)に参加してきました。

前回の記事の末尾にも書きましたが、「英文契約書作成のキーポイント」等の
数々の著作でお馴染みの中村秀雄先生と、BJL等でお馴染みの長谷川俊明先生の
ご両人が講師をされた、国際商事法研究所が主催の「法律英語〔夏期〕研修セミナー」
(8月17日・18日)に参加してきました。

今回のセミナーでは、長谷川先生には法律英語・英文契約書に関する理論的な解説を、
中村先生にはケーススタディを交えて、実務で使えるドラフティングテクニックを
解説して頂きました。

今回のセミナー開催に先立ち配布された資料では、以前から読みたいと思っていたものの、
なかなか手が出せずにいた長谷川先生著作の「条項対訳 英文契約リーディング」の
全コピーと、(私の所属会社では購読していない)国際商事法務にて、長谷川先生が
執筆を担当している「英文契約400のQ&A」という記事の2004年から現在まで分の
コピーが配布されましたので、これだけでも、(会社のお金で申し込んだ)
今回のセミナーに参加した価値がありましたね。

なお、中村先生の講義では、演習課題の内の1つとして、下記のようなお題が出され、
私は以下のような英文を作成してみました。
あなたならどんな英文を作成しますか?

お題:
売買契約の交渉の末「商品が仕様に合致しないときは、修理又は値引きする」
という合意が当事者間で成立しました。これを英文契約条文に直してください。
作成にあたっては自分が売主か買主かの立場を明らかにし、その見地から必要だと
思われる事項を適宜加えてください。

作成した英文:
<売主の立場>
Seller shall repair the Product or reduce the price, at Seller’s
discretion, in case the Product doesn’t meet the specifications at all.

中村先生の講評の時間では、匿名にて受講者が提出した作品?がプロジェクターで
映し出され、全受講者の前で電子赤ペンを使ってご講評頂いたのですが、
私は、以下のような指摘を受けました。

(1)英文契約書では、「can’t」や「doesn’t」のような短縮形は一般的に使用しないので、
  「doesn’t」は「does not」にした方がよい。
(2)末尾に「at all」と記載があるが、これでは、全ての仕様項目に合致していない
   場合に限り、売主は責任を負担する、というように解釈出来るので、売主に有利過ぎる。

上記(1)については知りませんでしたので、今後の参考にさせて頂きたいと思います。
また、上記(2)のご指摘を頂いた時は、教室のそこかしこで失笑がおきました。。
みんな同じような回答を書いて同じような講評を得るんじゃ何か面白くないからと、
少し強い売主の立場でドラフティングしてみましたが、やはり少しやり過ぎた
かもしれません(笑)

さて、今回のセミナーで勉強になったことは色々とありますが、一番感じたことは、
今回のようにドラフティングについて指摘してくれる上司なり先輩が傍にいないと、
やはりドラフティング能力は上達しないよなぁ、ということです。

私は、(法務が専門ではない)上司を除くと一人法務状態なので、英文契約書の審査時は、
上司にも一応内容を確認して貰うものの、ほぼノーチェック状態となっています。

その為、こんなチェックを経て契約を締結して会社にリスクはないのか、という不安と、
英文契約書の審査・ドラフティングスキルがなかなかUPしない危機感にいつも
苛まれています。

といっても、この一人法務状態は当分、解消しそうもないので、今後とも、今回のような
セミナーに参加するなり、英文契約書の審査・作成等を解説した図書を多数読むことで、
少しでも、上記の懸念を払拭出来るように日々精進していきたいと思います。
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