渉外法律事務所への提案(メール送信時のネイティブチェックのルール化)

※2012年2月2日:内容追記有り。

法務担当をしていますと、外国人の弁護士と直接メールのやり取りをする
機会がありますが、記載内容は非常にレベルが高いものの、
(1)文法や語句の選択が純日本人の感覚と(当然ながら)微妙にずれていたり、
(2)単純に誤字があったり、(3)内容がやや不明瞭で、どのように解釈すれば
よいか別途確認が必要な場合があります。

外国人の弁護士に、日本人のネイティブ並の日本語力を期待する方が
オカシイのですが、弁護士としての能力が非常に高くても、日本語のレベルが
低いばかりに、クライアントからの評価が低くなる場合があるかと思いますので、
非常にもったいないと思います(上から目線ですみません・・)。

なお、外国人弁護士がパートナー等の偉い立場になってしまうと、
同僚から日本語の誤りやニュアンスの違いについて指摘を受ける機会も
無くなるかと思います。

そこで、日本人向けサービス(日本語対応可)をアピールポイントとして
活動している外国人弁護士が、日本のクライアント向けにメール(どうでも良い
スケジュール確認等のメールは除く)を作成する場合は、必ず日本人の
ネイティブチェックを受けるルールを制定してはどうでしょうか。

渉外法律事務所によっては、外国語の契約書のドラフティングや意見書の作成の際に、
ネイティブチェックをする事務所は多いかと思いますが、ネイティブチェックの
対象をメールまで広げ、専属のネイティブチェッカー(出来れば弁護士かそれと
同等の能力を有している方)を置くことで、外国人の渉外弁護士は、日々、
日本語のレベルを向上させる機会を作ることができますし、日本語能力の向上と共に、
クライアントの評価も向上すると思いますが、いかがでしょうか。

(1)チェック担当の人が、たくさんの顧客情報に触れる機会が生じることで、
   大規模な秘密情報の漏洩リスクを抱えることになる。
(2)チェックを介さなければならない為に顧客へのレスポンスが遅れる。
(3)チェック担当の人件費分がコストUP。
(4)面倒くさいと弁護士からの反発を受ける。
等の懸念がありますが、上記デメリットを考慮の上、導入を検討されては
いかがでしょうか。

以上、余計なお世話な話でした。
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弁護士なんてサービス業なので、クライアントのニーズにあわせるのが本来の姿であると思いつつも、外国人弁護士に日本語でアドバイスさせるというのもコスト倒れだなーと思います。ほぼほとんどの場合、英語でのアドバイスで用は足りますし、特定のクライアントのためだけに日本語化のプロセスを用意するのは、まあ、コストに見合わないような気がします

コメントありがとうございます。

通りすがりの方

コメントありがとうございます。
ご指摘の通り、コストが本件の最大のデメリットかと思います。

なお、言葉が足りておりませんでしたが、上記のルール化の提案は、
あくまで、日本人向けサービス(日本語対応可)を
アピールポイントとして活動している外国法律事務所、
外国人弁護士向けに限定したものでして、全ての外国人弁護士が、
日本語でメールが出来て、その際に日本人のネイティブチェックを
受けさせるべき、とは考えておりません。

上記は記事の本文に追記させて頂きます。
今後ともよろしくお願いします。

なんか気を使わせてしまい、申し訳ないです。おっしゃるご趣旨は分かりますし、売りにするならそういう品質管理のプロセスを入れるのはサービス業としてあり得るのかもしれないとも思わなくはないです。彼らのしろ、サービスを受ける側にしろ、語学の障壁というのは高さの差こそあれ、色々な人に存在するんだと思います。そんな障壁にくじけないように頑張って行こうと、人様のブログを読みつつ、勝手ながら自戒をしていたところです。お仕事面白そうですし、頑張って下さい。
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