書籍:投資銀行青春白書

今般は、最近流行りの萌え本(従来は「堅い」イメージで捉えられがちであった
ジャンルの書籍に、萌え絵をアクセントとして掲載した本defined by Wikipedia)に
分類されるであろう「投資銀行青春白書」という本を読んでみました。

本書は、いつも拝読している「毎日1冊 企業法務ブックガイド&書評ブログ」にて
紹介されていたこともあり、図書館で借りてみました。

本書では、投資銀行の内、企業の資金調達案件やM&Aを取り扱う投資銀行本部に
配属された、ファイナンスや経済の知識ゼロの新入社員 下園 雅(ミヤビ)が、
先輩や上司に叱られながらも、徐々にM&A等のアドバイザリー業務を身に付けて
成長していく姿が、ミヤビのベタな恋愛話も含めて、ストーリー形式で書かれています。

そういえば、本書や、先日、本ブログで取り上げた「女子大生マイの特許ファイル」
含めて、この手の萌え本はなぜか、「ツンでれ系」といいますが、同じような
タイプの女性・女の子が主人公であることが多いような気がしますが、気のせいでしょうか。
ちなみに、以前、話の種にと思って、秋葉原にある「ツンでれ喫茶」に友達と
行った事とがありますが、いきなりのタメ口接客を受けて、あやうく説教を
しそうになりました(笑)

さて、話しが少し脱線しましたが、本書には小難しい用語は一切出てきませんし、
軽いタッチで書かれている為に、2時間もあれば読破出来ますので、投資銀行とは
何たるかのイメージだけでも掴みたい投資銀行志望の大学生等にお勧めします。

しかし、本書のあとがきに

「投資銀行に限らず、職場としてはこんな職場がいいな、こんな人たちと働けたら
いいなという著者の個人的な理想を盛り込んだ内容になっています。
モンキービジネスと呼ばれ、想像以上に下らない仕事が多いと揶揄される業界では
ありますが、本書ではあまりそのような場面には触れていません。
従いまして、本書をお読みになってから実際に業界に入るとそのギャップに
驚いてしまうことになるかもしれませんが、著者はその責任については
負いかねますのでご了承いただければと思います(笑)。」

と書かれているように、投資銀行の厳しく泥臭い部分はほとんど書かれて
いませんので、投資銀行に入れば楽しい社会人生活が待っていると
勘違いしないように注意しましょう。
まあ、少し調べれば、この業界の離職率の高さが分かりますので、上記のような
単純な勘違い君はいないとは思いますが。

なお、本書は小説だから仕方が無いということもありますが、タクシーの中で、
ミヤビが先輩や上司と、取引先の具体的な社名を挙げて、インサイダー情報を普通に
ペラペラ話しているシーンが多くて辟易しましたが、タクシーの運ちゃんを介して
重要情報が漏えいする可能性がありますので、タクシー中ではせめてイニシャルトークに
留めたいものです。

といっても、例えば、私が属する業界で言えば、T芝、N電気、F通、kセラみたいな感じでは、
個別名が第三者に直ぐに分かってしまいますので、基本的には、
重要情報は第三者のいる所(社内のトイレも含む)では話さないように気をつけたいところですね。

投資銀行青春白書投資銀行青春白書
(2006/09/14)
保田 隆明

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<目次>
日曜日の昼下がり
ミヤビ、投資銀行にデビュー!(就職~配属)
パワーポイントとコンビニ弁当の日々(M&Aの提案書)
初めてのクライアント訪問と香水瓶(プレゼンテーション)
外資の現場は、やるかやられるかの世界!(投資銀行の各部門)
ミヤビ、短かった外資人生!?(リストラ)
外資系投資銀行のクラブ活動!?(接待)
ミヤビ、上司にキレる(ビューティーコンテスト)
ミヤビの結婚観、崩壊!?(デュー・デリジェンス)
若い二人は書類に埋もれる(企業価値)
うれし恥ずかしアメリカ行き(海外出張)
ミヤビ、大粒の涙のわけは…。(契約書)
思い出のミーティングルーム(最終入札)
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