「甲」と「乙」を入れ替える方法

今週は「Business Law Journal 8月号」を読んだものの、特集の「民法改正」については、
改正内容が確定してから勉強すればイイやということにしているので(ホントはダメなんですけど・・)、
個人的にラインマーカーを引く記事がありませんで、他に本も読んでいないので、
本ブログに書き留めておきたいことは特にないのですが、毎週末に一回は本ブログを更新しようという
目標を掲げた以上、何も書かないのも何だかムズ痒いので、契約審査時に実践している事をご紹介します。

おそらく、契約書審査を担当している方は経験されたことがあるかと思いますが、
自社の雛型契約書を契約方(例えばA社)に提示したところ、A社から、
「A社の契約書フォーマットを基にして契約したい」と要望を受けることがあります。

しかし、提示された契約書を見てみると、A4ペラ1枚程度で条文が全部で10条も無く、
また、内容も一般条項と呼ばれるあたり触りの無い条文しかなくて、ガッカリすることがあります。

ここで、自社フォーマットでの締結に固執すると、契約書の締結が先に進まないことを想定し、
やむなく、相手方の薄っぺらい契約書に色々肉付けして締結することを選択するケースがあります。

この際に、例えば、製造物責任に関する条文を相手方の条文に追記したい場合、
自社の契約書フォーマットから該当する条文をコピーペーストすることを検討するわけですが、
この際に注意するべきことがあります。

自社の契約書フォーマットでは、自社(買主)を「甲」、相手方(サプライヤー)を「乙」と
定義している一方、相手方のフォーマットでは、相手方(サプライヤー)を「甲」、自社(買主)を
「乙」と定義している場合、「甲」と「乙」をひっくり返してからコピーペーストする必要があります。

ここで、便利なワード・エクセルの「置換ボタン」の登場です。
ただ、「甲」を単純に「乙」に「すべて置換」した場合、全ての登場人物が全て
「乙」になっちゃいますので、一つ工夫が必要です。

1.「甲」を「乙」以外の文字、例えば「A」に「すべて置換」する。
2.「乙」を「甲」に「すべて置換」する。
3.「A」を「乙」に「すべて置換」する。

これで、うまく「甲」と「乙」が入れ替わりましたね。
ただ、これで満足してはいけません。

「甲」と「乙」を単純に入れ替えた場合、例えば「甲および乙」という文言は
「乙および甲」に、契約書の前文では「乙」の定義が「甲」よりも先に来てしまう、
というような事態が生じますので、ざっとでも通しでチェックするようにしましょう。

ということで、ここまで書いてきて、上記はこんな長文で書くようなことではないと
気付きましたが、誰かお1人でも一助となる方がいれば幸いです。
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主に、週末にブログを更新する予定です。

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