書籍:株式後悔 後悔せずに株式後悔をする方法

今般は、いつも拝見している、毎日1冊の法務系書籍の書評をUPされている
「毎日1冊 企業法務ブックガイド&書評ブログ」を見て以前購入したものの、
ずっと積読していた表題の本を最近やっと読んでみました。

毎日1冊 企業法務ブックガイド&書評ブログ
http://bookguide2010.blog2.fc2.com/blog-entry-271.html

「株式後悔 後悔せずに株式後悔をする方法」は、株式公開の関連業務に従事する
証券取引所、主幹事証券会社、監査法人(公認会計士)、ベンチャーキャピリスト、
弁護士、IPOコンサルといった専門家の覆面座談会+解説というような感じで、
株式公開する張本人の会社には決して言えない本音も語られています。
株式公開の基本的な流れも本書で勉強できますし、堅い書き口ではなく、
専門家のグチやボヤキも書かれていますので、読み物として面白く読めました。

さて、本書で、心に留まった箇所を以下に抜粋してみようと思います。

^^^(以下、本書抜粋)^^^^^

規程は誰のためのもの?

証券会社審査担当者:
先日受領しました御社の諸規程ですが、御社の実態に合っていないところが
多々あるように思うのですが。
例えば、経理規程の売上計上基準が実態と異なっていたりするのですが、
これはなぜでしょうか。

会社:
あれ?おかしいな。これは上場企業○○の方からいただいた経理規程を、
そのまま部署名だけ換えただけだから、間違っていることはないとおもいますけど?

証券会社審査担当者:
その考え方がそもそもおかしいのですが。

^^^^^^^^^^^^^^^^^

上記は極端な例なのかもしれませんが、せっかく規程は作ったけど、その規程の内容を
知っているのは当時の作成担当者しかいない、と言う事態は上場企業にもあるのでは
ないでしょうか。
私の所属している会社は、J-SOX対応をきっかけにして規程の整備を始めましたが、
良く実務で参照する経理規程や購買管理規程、旅費規程等は当然、随時改訂して
いたものの、中には、仏作って魂入れずみたいに(←使い方間違ってます?)、
ほこりを被っていた規程もいくつかありました(笑)

また、規程の性格上しょうがないのかもしれませんが、表現が硬すぎて、
誰も見る気が起きない規程(内部者取引管理規程等)もありましたので、
口語体、例を多用、Q&A方式で分かりやすく記載したマニュアルを
作成したりもしました。

規程、規約、通達を制定もしくは改訂した場合、
「規程を改訂しました。掲示板に掲載していますので見てください。」
と、さらっとメール一本するだけですと、忙しい営業部門は
「また本社がうるさい事を言ってるよ」
「どうせ、てにをはを直した程度だろっ」
「そんなもの見ている暇は俺にはねーYO」
でスルーされるのがオチでしょう。

「メールで通知したから私の仕事はこれで終わり終わり」
「ちゃんとチェックしないヤツが悪い」
と言っても仕方がないので、簡単で分かりやすい説明書類を作るなり、または、
必要に応じて各部門を行脚して口頭で説明するなど、管理部門にいる者としては、
規程、規約、通達の周知徹底に向けて色々工夫して対応したいと思います。

<目次>
序章 IPOへの誘い
1 株式後悔物語
2 取引所のキモチ
3 証券会社のキモチ
4 会計士のキモチ
5 VCのキモチ
6 弁護士のキモチ
7 日はまた昇る

株式後悔~後悔せずに株式公開する方法~ (HS/エイチエス)株式後悔~後悔せずに株式公開する方法~ (HS/エイチエス)
(2010/11/05)
杉山央、茂田井純一 他

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