書籍:弁護士のための租税法 第2版

今般は、「弁護士のための租税法 第2版」という本を読んでいました。

著者が『弁護士がクライアントにとって十分といえるアドバイスを提供するためには、
ある程度の税務の知識は不可欠なのである。しかも、知識を詰め込むだけでは足りなくて、
アドバイスの前提となっている税理士としての「目線」も意識する必要がある。
すなわち税理士の目から見て、どういう状態だとクライアントにとって「有利」であり、
あるいは「不利」なのか。弁護士としても、税理士と同じ「目線」を共有するべきだ。』
と主張している通り、本書では税務の本にありがちな小難しい計算式は出てこず、
あくまで税務上の考え方を簡潔に分かりやすく解説してくれます。

弁護士に限らず、私の様な法務担当が契約書を作成する際、「契約自由の原則」から、
作成した契約書に問題があり、契約書が無効になってしまうリスクはほとんど想定されませんが、
法律的には問題の無い契約書でも、その内容や文言によっては、契約当事者に想定外の課税関係を
生じさせてしまう可能性もあるわけです。

その為、「税務は難しそうだからちょっと」という弁護士や法務担当の方も、細かい計算式、
税務手続きまでは覚えなくとも、最低限、税務の基本的な「考え方」を抑えておくことは
質の高い法務サービスを提供する上でも必要ではないでしょうか。
本書を読むことはその一助になるかと思います。

なお、話は急に変わりますが、私の住んでいる家の近くに、A商店という小さい個人経営と思われる
お店があり、電子レンジからスリッパまで色々な日用品を販売しています。
しかし、販売しているどの商品も市価に比べて非常に高く、例えば、ヤマダ電気なら2,000円位で
販売してそうな旧型電子レンジが、「目玉商品!」というPOPが貼付されてショーウィンドウに
置かれているにも関わらず、12,000円で販売しているような有様なので、一応お店を開けて
営業しているものの、客が入っているのを見た事がありません。
ちなみにこのA商店ですが、隣地にある計20台程の月極駐車場も経営しており、空きはほぼ無い状態です。

この商売っ気の無いA商店を営業している理由をいつも、A商店の前を通り過ぎる前に考えるのですが、
今の所、私の予想は以下の三つに絞られてきました。

(1)月極駐車場の収入で生活費は十分稼げているので、A商店はあくまで店主の道楽か、
   もしくはたまに訪れる客との世間話を生甲斐にして営業している。
(2)近隣の小学校の指定上履き販売所等に指定されているなど、大口の取引先のおかげで実は
   意外と儲かっている。
(3)A商店の事業で意図的に発生させた赤字分(給与や自動車購入費用)を、月極駐車場の
   不動産所得と損益通算することで節税を図っている。

まぁ、店主の真意は直接聞いてみないと永遠に知る由もありませんが・・
いずれにしても、将来生まれ変わったら、節税に頭を悩ませる程の資産を保有している家の
息子に生まれたいものです(笑)

弁護士のための租税法 [第2版]弁護士のための租税法 [第2版]
(2010/07/27)
村田 守弘加本 亘

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