漫画:加治隆介の議

最近、仕事(法務・総務)とは関係ありませんが、「加治隆介の議」という漫画を
読み始めました。

この漫画は、「課長 島耕作」の作者である弘兼憲史さんが書いたものです。
島耕作シリーズは賛否両論あるかと思いますが、「加治隆介の議」は、私も含め、
政治にさして興味の無い方にも、政治家・有権者・マスコミのあるべき姿等について
色々と思いを馳せさせる力のある、(個人的には)面白い漫画です。
ちなみに、島耕作シリーズと同じくお色気シーンがちょくちょく出てきますので、
政治の勉強にと子供に表立って勧めることは出来ませんが(笑)。

1巻のストーリーを要約しますと、元建設大臣で代議士の父とその後継者候補の兄が
突然亡くなり、政治には全く興味の無かったエリート商社サラリーマンの加治隆介が、
これまで知ることのなかった父親の政治に対する意思を引き継ぐために、政治家を目指していく、
という、文字にすると非常にベタな内容です。

なお、畜産王国である鹿児島の父の地盤で出馬するにも拘らず、牛肉の自由化とコメ解放を
唱えちゃうリベラルな加治隆介が、政治家のあるべき姿について語っている箇所が
個人的に心に残りましたので、少し長いですが、以下に書き留めておこうと思います。
以下は、加治隆介と同じ選挙区の複数の候補者が公開討論会で討議する中で、候補者の
一人の谷崎氏と加治隆介とのやりとりです。

「谷崎:じゃ 加治さんに最後にお聞きしますけど、あなたの考えでは
    地元鹿児島市民に対する配慮が全くないということになりますね。
    地元を代表して出てくる意味がないじゃないですか。

加治:重ねて申しあげますが、国会議員は日本全体を巨視的に見る姿勢が必要だと思うんです。
    その上で政治を考えなければならない。
    もちろん今の選挙制度の上で地方を代表して出てきているわけですから、
    当然地元のことも考えます。
    
    例えば谷崎さんの唱えておられる新幹線の誘致についていえば、そこに新幹線を
    ひっぱってくる意義と県民の考え方を把握しなければなりません。
    どこに利益があって、どこに不利益があるのか。
    そのことに関するあらゆる情報を得るには、北海道選出の議員よりその地方出身の
    人間の方が断然有利ということは明白でしょう。
    そういう点では地方代表の意味は十分あります。

    ただ そのことで日本全体にとって不利益になることがあれば、それは
    考え直さなければならないということを言っているのです。
    県民だけの利益の為に法案をゴリ押しすることが国会議員の仕事ではないと思うのです。」

上記はまさにその通りです。
しかし、鈴木宗男氏騒動後も、未だに、地元への利益還元を最優先事項としている政治家が
蔓延していますが、漫画とはいえ、少しは加治隆介の上記考えを見習ってほしいものです。

しかし、政治家の姿勢だけを批判・責任追及しても問題の解決にはなりません。
少なくとも政治家が地元への利益還元対応・バラマキ政治に熱心なのは、有権者が
国全体の利益よりも自分の利益を一番に考えているからであり、政治家を選ぶ有権者の姿勢にも
責任の一端はあるのではないでしょうか。

もし、政治家・政治を批判するなら、政権放送等を見る等して、
選挙の際には必ず投票という形で間接的に政治に参加して初めて
文句を言う権利が生まれると思います。

新橋駅前の機関車前でテレビ局にインタビューされ、政治家批判を
している人がいますが、そもそもあなたは選挙に参加したのかを
はっきりさせたいですね。出来ればインタビュー映像に字幕で
選挙参加の有無を表示して欲しいものです。

加治隆介の議(1) (講談社漫画文庫)加治隆介の議(1) (講談社漫画文庫)
(2000/02/10)
弘兼 憲史

商品詳細を見る

テーマ : ビジネス
ジャンル : ビジネス

カレンダー
08 | 2011/09 | 10
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
プロフィール

Author:hitorihoumu
35歳 男 二児の父
主に、週末にブログを更新する予定です。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: