書籍:基礎から分かる英文契約書-ビジュアル対訳 

英文契約書チェックの入門書

これまで色々な「英文契約書の読み方」に関する本を読んできましたが、
これから勉強されたいという方には『基礎から分かる英文契約書-ビジュアル対訳』を
オススメしたいです。

英文契約書をチェックする上での基本的な知識から、
一般的な条項や文言、良くチェックすることの多い秘密保持契約や
取引基本契約等を、事例を使って非常に分かりやすく解説されています。

契約書の内容によっては、海外の事情に精通した顧問弁護士に
相談することもあるかと思いますが、本書の基本的な知識を身につけておくことで、
ピントはずれの相談をしてしまうことは少なくなるのではないかと思います。

なお、本書や類書にも必ず紹介されている英文契約書での「助動詞の使い方」ですが、
英文契約書で義務を表すときは、一般的な英語表現とは異なり「must」や「should」ではなく
「shall」、権利を表す時は「can」ではなく「may」や「have right to」、「be entitled to」を使用し、
「will」は義務ではなく「単に将来の期待や見込み」を表現する、というのは、
英文契約書をチェックする上でぜひ抑えておきたい超基本事項です。

特に、相手方から提示されるLetter of Intent(意向確認書のようなもの)に、
露骨に、こちら側の義務の条文は全て「shall」、先方の義務の箇所は全て「will」と
なっていることがありますが、安易にそのままにせず、適宜修正の交渉をするよう
心掛けたい所です。

なお、他の類書によると、最近では、英米の弁護士でも上記の区別無く助動詞を使用して
契約書を作成する例が増えているようで、「will」が使われていても文脈によっては
義務を生じる条文となることもありますので注意が必要です。

基礎からわかる英文契約書―ビジュアル対訳基礎からわかる英文契約書―ビジュアル対訳
(2006/07/25)
野口 幸雄

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